
むちうちとは
むちうちとはコンタクトスポーツや交通事故、転倒した際など体に衝撃を受けた際に、首が大きく振られることによって
首周りの筋肉や頸椎(背骨の首の部分)、靭帯などに強い負荷がかかることが原因となります。
今回はその中でも交通事故が原因で起こるむちうちにスポットを当てていきます。
交通事故や衝突で強い衝撃を受けた場合は、直後にむちうちの症状が出なくても、2~3日してから症状が出てくることもあるため、むちうちの症状が出ていなかったとしても、すぐに検査を受けておいた方が安心です。
しかし、むちうちとは頸椎捻挫の一つで、骨や椎間板・靭帯には損傷を伴うことがなく、レントゲンでは異常が見られないことがほとんどです。

むちうちの症状
最初のうちは、ちょっとした違和感ぐらいで徐々に良くなるだろうと思っていても反対に酷くなって、
首の痛み、肩・首・背部のこり感頭痛やめまい、耳鳴りなどの症状がでてくる場合があります。
ですので事故が起きた時にはレントゲンで異常がなくても病院または整骨院に通院することをお勧めします。
むちうちの治療
むちうちは多くの場合強い衝撃によって引き起こされます。その際に、筋肉が体を守ろうと過剰に収縮して強い緊張状態を作ります。(筋性防御)
その緊張を除去するということがまず一つです。そして、頚椎への刺激により交感神経が活発になり、痛みに対する感度が非常に強くなり少し触っただけで過剰に痛みが出ることがあります。それに対して痛みに対する感度を下げる治療を行います。その方法をご酥油介します。
・ハイボルテージ療法
ハイボルテージ療法とは、 電圧をかけて通電することで、深い部分の筋肉(深層筋)までしっかり届き、筋肉の緊張を緩和させる治療法です。
効果が高く、むちうちの痛みを軽減してくれます。
電気治療特有のピリピリ感も少ないので、電気治療が苦手な方でも安心です。
超音波療法
超音波は細かな振動により熱を生み出し、血流の改善や細胞の活性化に役立ちます。そして、神経系や痛みの受容器に働きかけ、痛みに対する感度を低下(痛みを感じにくく)させる効果があります。少し触るだけでも痛いという方は超音波やハイボルテージといった電気療法をメインに行わせていただきます。
手技療法
痛みに対する感度が下がったり、筋肉の緊張がある程度軽減されてきたらあとはモビライゼーションという方法で関節の位置を調整したり、ストレッチを加えて関節の可動域を元に戻していったり、筋緊張の緩和・副交感神経の活性を目的に筋マッサージを行います。
交通事故治療というのはほとんどの場合が自身の保険かあるいは相手の保険を使って治療できるものがほとんどです。
ですので事故に遭われた際には積極的に施術を受けることをおお勧めします。