猫背治療
症状
背中が丸まったような姿勢を一般的には「猫背」と呼ばれます。
また猫背姿勢、頭部が前方に逸脱してしまう事が多い為、肩こりを訴えることも多いです。
また症状を有さなくても、周りから姿勢を指摘されることで、気になっている方も多い印象です。
特にソファによく座る方、長時間デスクワークをしている方に猫背姿勢が多い印象です。
常に猫背で座っていると「猫背姿勢が当たり前」になってしまう為、姿勢を正すだけでも疲労感を感じてしまいます。
病態
典型的な猫背姿勢は胸椎の過度の後弯に伴って頭部が前方に逸脱しているパターンです。
これによって腰背部、頸部の筋肉を始め皮膚などが常に伸張されている状態。すなわち常にストレッチングが加わっている状態を強いられます。
これにより、筋肉が血流不足になってしまい、発痛物質を放散します。
これが痛みになる訳です。
原因
長時間のデスクワークなどで
胸部全面の筋肉の短縮(大胸筋・小胸筋)
腹部前面の筋肉の短縮(腹直筋・腹斜筋群)
骨盤や下肢後面の筋肉の短縮 (殿筋群・ハムストリングス・大内転筋)
これらの筋肉が短縮することで、猫背姿勢を誘発する。
すぐに疲れやすくなる原因としては胸郭の可動性が低下して、呼吸が浅くなることが要因として大きいです。
呼吸が浅くなることによって代謝の低下や臓器の働きが鈍くなることが疲労感を生みます。
治療
まずどの姿勢で猫背が誘発させるのか?立った状態なのか?座った状態なのか?こちらをヒアリングし、実際の姿勢を評価します。
主には前述したような筋肉達が短縮をすることによって猫背を誘発している為、それらをストレッチングするなど、伸張性を誘発するアプローチを行います。
伸張性がでてきたら、即時的に姿勢は改善されますが、すぐに長年の姿勢の癖で元通りになってしまいます。
などで正しいポジションを維持するためのエクササイズやセルフケアが必要不可欠です。