
胸郭出口症候群の症状|岡山市・倉敷市ジール整骨院
☑︎腕を上げる動作をすると腕の痺れや肩、腕、肩甲骨周囲に痛みがある
☑︎腕に痛み、痺れ、だるさがある
☑︎前腕と手の小指側にそってうずくような、痛み、痺れ感、ビリビリ感がある
☑︎握力低下
☑︎手の細かい動作がしにくい
上肢や肩の運動や感覚に関わっている神経・血管が障害を受け、肩、腕、手の痺れや痛み、手の動かしにくさなどを自覚するようになる状態です。
肩コリの症状を有する方に多い印象があります。
突然というよりは、ゆっくりした経過で出現することが多いです。
また姿勢によって症状が変動することがあります。
例えば、腕を上げ続けたり、逆に腕を垂らしていたりなど。
また頸部の角度によって症状の変動があるのが特徴です。
治療をせずに放置をしていると、症状が長期化したり、増悪したりした場合には、頭痛や吐き気などその他の症状を伴うこともある。
胸郭出口症候群の原因|岡山市・倉敷市ジール整骨院
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原因は様々ですが、日常生活での誘因要素としては、
手を高く上げて行う動作を繰り返し行う事(例えば吊り革や洗濯物干し,シャンプーやドライヤーなど)
手を高く挙げて行うスポーツをする事(野球,バスケット,バトミントン,テニス,バレーボールなど)
また無理な上半身の筋力トレーニングによる筋緊張の亢進なども原因となります。
<img src="https://zeal-seikotsuin.com/wp-content/uploads/2021/07/胸郭出口症候群なで肩|岡山市・倉敷市ジール整骨院-193x300.png" alt="" width="193" height="300" class="alignnone size-medium wp-image-2256" />
また不良姿勢も関係があります。
例えば肩甲骨周囲筋の弱化によって「なで肩」になってしまう場合、頸部の筋肉や腕神経叢は遠位に牽引されてしまう為、本症状を誘発しやすい要素となります。
胸郭出口症候群の病態|岡山市・倉敷市ジール整骨院
胸郭出口症候群の種類は図にもあるように、大きく分けて3種類あります。
①斜角筋症候群
「鎖骨・前斜角筋・中斜角筋」から構成されるトンネル内で神経・血管が圧迫されます。
この斜角筋症候群では、斜角筋三角を触れたり、首を回旋すると首〜胸〜腕あたりに痛み・痺れといった症状が現れます。
②肋鎖症候群
「鎖骨と第一肋骨」のトンネル内で神経・血管が圧迫されます。
肋鎖症候群では、上肢(腕)を後ろに伸ばしたり、回したりすると首〜胸〜腕に痛み・痺れといった症状が現れます。
③過外転症候群
「小胸筋」の下を神経や血管が通っていますが、小胸筋が硬くなりすぎる事によって、神経・血管が圧迫されます。
過外転症候群では、腕を上げたり、つり革を持つなどの上肢(腕)を挙上させる動きを長時間続けていると腕〜胸あたりに痛み・痺れといった症状が現れます。
胸郭出口症候群の治療方法|岡山市・倉敷市ジール整骨院
【病院での処置】
保存療法がメインとなります。
レントゲンなどの画像での評価をします。
また痛み止めや湿布の処方。また牽引療法などを行うことが多いです。
【ジール整骨院】
まず痺れている範囲を聴取し、前述した3つのトンネルの中でどこで障害をされているか?これを徒手検査によって明確にしていきます。
闇雲に触っても胸郭出口症候群の改善は見られません。
また神経に対するストレスは大きく分けて2つあります。
☑1つめが「牽引型」です。
この場合では肩甲骨周囲筋の弱化などが要因となり「なで肩」であることが多いです。
なで肩になると鎖骨が下がってくるような姿勢になり、これが間接的に神経を伸長させます。
すなわちこのタイプでは鎖骨を上げる事が治療となります。
☑2つめが「圧迫型」です。
これは筋緊張の亢進によって筋肉で構成される神経の通り道が狭くなってしまい、症状が現れます。
このケースでは対象となる筋群のストレッチングなどをして筋緊張を弱化させることが治療となります。
ご自宅でできるケアの方法もお伝えいたします。