年齢:60歳 性別:女性 職業:主婦
【傷病名】
後脛骨筋腱滑走障害
【主訴】
趣味でバドミントンをされており、2年ほど前から練習や試合の前半に
足の内側に痛みがあり、しばらくすると寛解するが長く競技を続けると
再び痛みに見舞われる
歩けないほどの痛みではないので、放置していたがバドミントンの大切な
試合を来月に控えているという事で来院。
【検査】
荷重テスト
ランジknee in (+)knee out(±)
圧痛は後脛骨筋腱、距骨前脂肪体
アライメント:カイホロードシス
扁平足、過回内
【施術】
下腿三頭筋ストレッチング、後脛骨筋ストレッチング
後脛骨筋腱滑走操作
【再検査】
踏み込んだ時の痛みは10→3
下腿三頭筋ストレッチングと後脛骨筋腱滑走操作をホームエクササイズとして
指導。2週間実施して痛みは寛解。
【考察】
過度の回内と足部アーチの低下により後脛骨筋腱の伸張ストレスが
三角靭帯との滑走障害を生み、痛みを誘発していた。
足のアーチの異常がありながらも、そこに対応するだけの柔軟性・滑走性が
担保出来ればアライメントは変わらずとも症状は寛解する事も多い。