インターナルインピンジメント
インターナルインピンジメントの症状と治療
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インターナルインピンジメントのチェックリスト
- 肩の後ろの痛み
- 腕を上げていくときの引っかかり感
- 力が入りにくい
- 夜間痛
- 肩に熱感がある
インターナルインピンジメントの原因
肩関節の安定化を担うのは
★静的安定化機構(関節包、靭帯、関節唇など)
★動的安定化機構(肩関節を包む筋肉、ローテーターカフと呼びます)
これら2つが協調して肩関節の安定化を担っています。
投球動作における後期コッキング期で肩関節の後方にある
「静的安定化機構の関節唇」また「動的安定化機構の棘下筋」が肩関節の後方に挟まれることで痛みが出ます。
挟まれてストレスを加え続けた結果、「関節唇損傷」や「腱板損傷」が起こります。
局所だけの要因であれば後期コッキング期において肩関節の過度な水平外転・外旋負荷によるものです。
★なぜ過度な水平外転・外旋負荷が加わってしまうのか?
原因として考えられるのは様々ですが
1、ローテーターカフの機能低下によって肩関節を求心位に保てない
2、肩甲骨の内転可動域が不足している
3、胸椎の回旋・伸展可動域が不足している(胸が上手く張れない)
4、ローテーターカフの筋力のバランスの破綻により上腕骨が前方へ偏移する
これらが考えられます。
また投球動作は下肢から始まり、その力は上半身に伝わり、最終的には手指に力が伝わっていきます。
すなわち上半身だけの要因だけでなく下肢の機能評価も必須だということがわかります。
インターナルインピンジメントの治療
1.急性期・慢性期に合わせた物理療法
まずは肩局所への施術を行います。
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
2.徒手療法
「肩関節の過度の水平外転・外旋」がなぜ発生するのか?を明確にするため、
・投球動作をチェック
・徒手検査による評価
を行い、これに基づいて治療をします。
例えば、胸椎の可動域不足が原因になっていると考えられる場合は、
・腹筋のストレッチ
・胸椎の伸展、回旋可動域向上エクササイズ
・肩甲骨の可動域向上エクササイズ
局所のストレスを減弱していきます。
まとめ
インターナルインピンジメントで多いのが、
「野球をしていて、投球動作中や試合の翌日に肩の後方が痛む」ということです。
肩に痛みや違和感を感じたまま投球を続けると、悪化し治療にも時間がかかります。
早期復帰をするためにも早めにご相談ください。
参考:【肩痛のまとめはコチラ】