年齢:39歳 性別:男性 職業:事務
【傷病名】
肩こり
【主訴】
ここ3ヶ月ほど事務作業が増えて、PC作業を長時間続けていると首から肩にかけて
広い範囲で痛みが出てくる。
仕事を終えた後でも違和感を感じるようになり、また最近は起床時の痛みも生じて
来たため、これでは作業効率が下がることが考えられる為、来院。
【検査】
立位アライメント:カイホロードシス
座位アライメント:骨盤後傾、胸椎後弯が強い
両側の僧帽筋と肩甲挙筋に圧痛所見
各種徒手検査により
下肢後面筋の伸張性不足、腹部・胸部前面の伸張性不足確認
【施術】
ストレッチポールにて胸部前面と腹部前面の伸張性向上ストレッチング
胸椎伸展エクササイズ
姿勢指導:胸ポケットに物をたくさん入れて作業をしていた為中止するよう指導
キーボード前に書類を置くのを中止するように指導。
【再検査】
1ヶ月の胸部前面ストレッチングと胸椎伸展エクササイズを実施
また術者が指摘した2つの提案を実施したところ症状は寛解。
【考察】
長時間のデスクワークが身体にとって悪い影響を及ぼす事は分かっている
その中でいかに工夫をして首〜肩の負担を軽減していくか?
これがミソである。
この症例では
①胸ポケットにたくさん物を入れていた(胸椎後弯を誘発)
②キーボードの前に書類を置いて作業をしていた(これも胸椎後弯を誘発)
これらを中止して強制的にアライメントが変わるような工夫をする事
また負担の少ない座位姿勢をキープする為に必要な可動性を出していくと
症状は寛解する。
岡山市南区泉田院
岡山市中区東山院
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