最近だいぶ涼しくなり、ランニングやジョギングをしている人を
だいぶ多く見かけるようになってきました😊
生憎の天気でしたが、岡山マラソンも無事終わりましたね✨
参加された方お疲れさまでした❗
そこで今回は、ランニング障害の一つでもある
鵞足炎(がそくえん=膝の内側の痛み)についてご説明いたします!
鵞足炎|岡山市・倉敷市ジール整骨院
https://zeal-seikotsuin.com/sym/gasokuenn/
鵞足炎の症状
鵞足炎の症状として以下のものが挙げられます。
☑︎膝内側あたりの痛み
☑︎膝内側あたりのつっぱり感
☑︎膝内側の腫れ、熱感
☑︎膝の曲げ伸ばしで痛い
☑︎スポーツ後の膝内側の痛み
☑︎圧痛(押すと痛み)がある
鵞足部とは、膝関節の内側です。
膝関節から5センチ程度下の脛骨(すねの骨)の内側に痛みが生じます。
鵞足(がそく)とは、
3つの筋肉の腱(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が骨に付着する場所です。
付着部の外見がガチョウ(鵞鳥)の足に似ているという理由で鵞足という名前がつけられています。
スポーツで走ることがある方は、接地時に鵞足部につんと来るような痛みを自覚することが多いですが、
膝の屈伸時に引っかかるような違和感も出ることがあります。
初期は動かし始めに違和感があっても、ウォーミングアップされて温まると楽になり、
繰り返しの動作でまた徐々に違和感が出てきます。
症状が進行すると、温まっても違和感が消えず練習の後半に痛みになって
練習を中断するようになりさらに進行すると、ウォーミングアップ後も痛みや引っ掛かりがなくならず
練習ができないという状態になります。
日常生活でも、階段の上りや下りのときに感じやすくなります。
鵞足炎の病態
鵞足炎の種類は大きく2つあります。
1つ目は「鵞足滑液包炎」と呼ばれています。
鵞足を構成する3つの筋群が脛骨にくっついている場所で
摩擦を減らす働きをしているのが、「鵞足滑液包」です。
3つの筋群が硬くなってしまうと、鵞足滑液包との摩擦による負荷が強くなってしまい
炎症反応が起きます。
この症例では膝関節の内側から大体5cm程下あたりの鵞足部に痛みが出現します。
2つ目は、鵞足を構成する3つの腱が硬くなり、脛骨の内側で鵞足を構成する筋との摩擦が生じ、
痛みが出てしまいます。この症例では膝関節の内側に痛みが出てきます。
鵞足炎の原因
☑︎膝関節の骨の配列不良(ねじれが生じている)
☑︎股関節、足関節の可動域低下
☑︎Knee in toe out=つま先に対して膝が内側に入る動き
このように鵞足炎の原因は様々ですが、特に問題として大きいのは、
「膝関節の骨配列不良」があります。
大腿骨(太ももの骨)に対して脛骨(すねの骨)が外に捻れてしまうと、
鵞足を構成する筋肉に伸張ストレス(伸ばされすぎてしまう)が過剰に加わります。
これが「滑液包の炎症」や「腱の摩擦障害」につながります。
ランニング、日常生活での歩行など、動作の中で問題になるのは膝が内側に入る様な動き。
「Knee in toe out」とも呼びますが、この動きは膝の捻れを助長する動きになります。
鵞足炎の治療
<整形外科での治療法>
画像診断による評価(レントゲン撮影により、骨に異常がないか調べるなど)や、
湿布を処方される事が多く、一時的に痛みが軽減することもありますが姿勢と動きが変化しない限り痛みは続きます。
<ジール整骨院での治療>
☑︎鵞足に負担がかからないようにするため、膝の骨配列を整える
☑︎鵞足を構成する筋肉の柔軟性向上
☑︎鵞足の負荷を減弱する為の運動療法
まずエコー検査で炎症反応があるかどうかを調べます。
炎症反応が疑われる症例ではまず超音波治療により、炎症を抑える治療を行います。
炎症が無事に治まってきますと痛みがある周辺の筋肉などの柔軟性・滑走性を改善するための
徒手療法を行います。
また姿勢分析、動作分析により鵞足に加わっているストレスを検討し動きに良好な変化を出すことにより
患部への負担を減らしていきます。
動きに変化が出れば局所の摩擦が少なくなる為、再発予防につながります。
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