年齢:45歳 性別:女性 職業:事務員
【傷病名】
踵骨下脂肪体の痛み
【主訴】
2週間ほど前から立位保持により踵が痛くなってきたそう。立位保持で最初は
症状は全く無いのだが、30分ほど経つと痛みが出てくるそう。
ただ来院時は少し圧痛もあり、立位にて踵に重心を乗せると痛みが再現される。
立位にて上肢を挙上させた作業が多いそうで、痛みもそこで出やすいそう。
既往歴は無し。
【検査】
アライメント:カイホロードシス
ST回内、leg heel angle外反、若干の扁平足
荷重テストにより後方重心であることを確認
脂肪体を床面に集めた荷重テストでは痛みは無し
肩関節屈曲制限、胸椎伸展制限有り。
【施術】
踵骨下脂肪体の滑走操作
また同部位のテーピング
胸椎伸展エクササイズ
【再検査】
テーピング後は荷重時痛10→2
普段から同部位に巻くように指導
2週間のセルフエクササイズとテーピングで痛みは寛解。
【考察】
踵に重心が過剰に乗っていた為に脂肪組織に痛みが出ていた。
炎症反応が強く出ていれば難しいが、軽度の場合であれば
テーピングにて寛解するケースが多い。
また肩関節の挙上運動の際に胸椎の伸展可動域が不足しているため
体幹が伸展、結果的に踵に重心が集中して脂肪組織に痛みが出る
というストーリーが出来上がっていた。
局所の治療とそれを作るストーリーを壊していくことが
運動器疾患を診る上で重要な概念である。
岡山市南区泉田院
岡山市中区東山院
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