外反母趾
外反母趾の症状と治療
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外反母趾の症状
足の親指が外側に曲がり、「く」の字のように変形し、親指の付け根の腫れや痛みので、靴を履いての歩行に支障をきたす状態です。
さらに悪くなると、足の裏にタコができたり、親指が人差し指(第2趾)の下にもぐりこむようになることもあります。
外反母趾のチェックリスト
- 足の親指の付け根が痛む
- 親指が外側を向いている
- 足の親指が人差し指と当たって痛む
- 足の親指の付け根が赤く腫れている
- 足の裏にタコができている
- 先が細くなった靴をよく履く
外反母趾の原因
外反母趾の原因は以下のようなものがあります。
・開張足
・関節リウマチ
・サイズの合わない靴、ハイヒール
・過剰な母趾荷重
・遺伝の傾向
靴の不適合は大きな原因の一つです。
足に合わない靴、特にハイヒールなどは足底に加わる荷重が足の前側に集中し、開張足の原因になります。
結果、外反母趾を起こすことになります。
靴だけが原因ではなく、運動不足、関節が柔らかいなど、足底の筋肉の機能が落ち、扁平足や開張足になり、外反母趾を起こすことも多くあります。
また股関節、膝関節の問題によって内側荷重になる場合も多く、例えば若い女性に多い「内股歩行」は親指側に荷重が集中するため回内足になり、外反母趾になりやすくなります。
外反母趾の治療
①超音波エコー
※超音波エコーは泉田院のみに設置しております。ご希望の方はお問合せください。
超音波エコーでは
・組織の炎症の有無
・筋肉や腱の動き
を確認することができます。
炎症がある場合は局所の積極的な治療を控えたり、アイシングをしたりなど効果的に治療をすすめることができます。
筋肉、腱の動きを確認することで、組織の癒着の有無や、筋肉を使えているかどうかを調べることができます。
治療の前後で状態がどう変化したかが分かりやすくなります。
②超音波+電気治療
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
③徒手療法
・柔軟性が足りない筋肉への筋マッサージ
・偏平足や開帳足などの矯正
④テーピング
外反母趾の痛みを軽減するテーピングを行います。
※皮膚がかぶれやすい方は、スタッフへご相談ください。
かゆみや違和感を感じられた際はすぐにはがしてください。
⑤運動指導
・足指のエクササイズ(グーチョキパー運動など)
・体幹トレーニング
・セルフケア(ストレッチ、エクササイズ)の指導
ジール整骨院では、やり方を忘れず、実践しやすいという考えから、ストレッチやエクササイズのやり方を患者さまのスマホで撮影していただくことを推奨しております。
やってみたいストレッチやエクササイズがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
⑥インソールの作成
※別途インソール作成料をいただきます
外反母趾の痛みを軽減することができます。
O脚、回内足、偏平足、開帳足など患者さまひとりひとりに合わせてオーダーメイドいたします。
ジール整骨院のインソールの特徴は、足形(偏平足など)に合わせるだけでなく、【動き】に合わせたインソールが特徴です。
ご自身の足に合っていない靴を履いている方もいらっしゃるので靴選びもサポートさせていただきます。
インソールのみの作成もできますのでお気軽にご相談ください。
まとめ
外反母趾は特に女性に多いです。
変形自体を治療するには手術しかありません。
手術をしなくても、外反母趾による痛みを軽減する治療はありますので、足の指の曲がりや痛みなど気になる方はご相談ください。
参考:【インソールについて詳しくはコチラ】