ゴルフ肘
ゴルフ肘の症状と治療
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ゴルフ肘の症状
主に手首を曲げたりひねったりする動作の肘の内側部分に痛みを伴います。
ゴルフ肘という名前がついていますが、ゴルフをするときだけではなく、肘を伸ばした状態で物を持ち上げると痛む、タオルを絞ると肘が痛む、ドアノブをひねると肘が痛む、ペットボトルのふたを開けるとき痛むなど日常生活での動作でも痛みが出ます
ゴルフ肘のチェックリスト
◯ゴルフのインパクトの時肘が痛い
◯痛みで肘がまっすぐ伸びない
◯重いものを持つことが多い
◯パソコン作業をよくする
◯サポーターを2週間したが肘が痛い
◯フォームを変えてみたが痛みが消えない
◯肘を伸ばして物を持ち上げると痛む
◯ドアノブをひねると肘が痛む
◯ペットボトルのふたを開けるとき痛む
◯ストレッチや筋トレなど病院の指示を守り治療を受けたが痛みが消えない
◯2週間以上安静にしたが肘が痛い
ゴルフ肘の原因
ゴルフ肘とは、手首や肘を使いすぎることによって発症するケガの総称です。
ゴルフで無理なスイングをしすぎた場合に発生することから名前がついています。
原因
◯スイング動作のあるスポーツ
◯重いものを持ち上げる仕事
◯筋力、柔軟性のアンバランス
◯運動の負荷が大きくケアが追いついていない
テニス、ゴルフなど繰り返し動作をすること、仕事で重いものを持つなどの動作が肘の内側の部分に負荷がかかる原因です。
まとめ
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)も肘の痛みでよくみられる疾患です。
スポーツだけでなく、仕事や家事、日常生活での動作がきっかけで起こるので、生活に支障がでやすいです。
痛みを放っておいて同じ動作を続けているとより悪化し、治療にも時間がかかるようになってしまいます。
早めにご相談いただき、早期に治療しましょう!
参考:【肘の痛みのまとめはコチラ】
ゴルフ肘の詳しい治療
①超音波エコー
※超音波エコーは泉田院のみに設置しております。ご希望の方はお問合せください。
超音波エコーでは
・組織の炎症の有無
・筋肉や腱の動き
を確認することができます。
炎症がある場合は局所の積極的な治療を控えたり、アイシングをしたりなど効果的に治療をすすめることができます。
筋肉、腱の動きを確認することで、組織の癒着の有無や、筋肉を使えているかどうかを調べることができます。
治療の前後で状態がどう変化したかが分かりやすくなります。
超音波診断装置の詳細はこちらから
②超音波+電気治療
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
当院の超音波・電気治療器具について詳しくはこちら
③徒手療法
肩甲骨まわり、手関節まわりの筋出力をチェックします。筋マッサージやモビライゼーションなどを用いて
・肩甲骨の可動域改善
・手関節の可動域改善
・橈側手根屈筋、尺側手根屈筋、長掌筋、円回内筋の滑走性改善
を行います。
④テーピング
キネシオロジーテープという、伸縮性のあるテープを使ってテーピングを処方します。
①筋肉をサポートするテーピング⇨『筋力低下』
②筋肉を使いにくくするテーピング⇨『過緊張』
③滑走をサポートするテーピング⇨『癒着』
一番大切なのはあなたの肘の痛みがどの障害に当てはまるかです。どのテーピングが効果的化を見極めることがゴルフ肘の治療では重要です。
※皮膚がかぶれやすい方は、スタッフへご相談ください。
かゆみや違和感を感じられた際はすぐにはがしてください。
⑤運動指導
前腕部の筋力アップのためのエクササイズを行います。
筋肉の柔軟性を出すためにストレッチを指導いたします。
ジール整骨院では、やり方を忘れず、実践しやすいという考えから、ストレッチやエクササイズのやり方を患者さまのスマホで撮影していただくことを推奨しております。
やってみたいストレッチやエクササイズがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
⑥固定装具
【肘用サポーターのご紹介はこちら】
スポーツを続けながら治療したい方は、ゴルフ肘用のバンドがあります。
これを使用することで痛みの緩和が期待できます。