腸脛靭帯炎(ランナー膝)
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の症状と治療
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腸脛靭帯炎(ランナー膝)の症状
ランナー膝の特徴的な症状は「膝の外側の痛み」です。
・下り坂を走ると特に痛む
・膝を曲げた状態から伸ばすと痛む
・ある程度走ると膝が痛む
・膝の外側を押すと痛む
これらの症状がある方はランナー膝である可能性が高いです。
症状が進行してくるとスポーツ動作時に限らず、階段昇降や歩行時に痛みが出るようになり生活に支障をきたすこともあります。
軟部組織での異常なので、X線やMRIでは異常が見られにくいです。徒手検査や圧痛など、実際に体に触れた状態での検査が重要です。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)のチェックリスト
◯走った後に膝の外側が痛む
◯走りに支障は出ないが、走行中と後に膝の外側が痛む
◯常に膝の外側が痛み、走りに支障がでている
◯下り坂を走ると特に痛む
◯膝を曲げた状態から伸ばすと痛む
◯ある程度走ると膝が痛む
◯膝の外側を押すと痛む
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の原因
腸脛靭帯とは、太ももの外側を走行する繊維の束で、骨盤の外側から脛骨(すねの骨)の外側にかけて走行しています。この腸脛靭帯は膝の曲げ伸ばしに伴い、大腿骨の出っ張りの部分である外側上顆を前方・後方へと動きます。ランニングやジャンプなど膝の屈伸を繰り返すと、腸脛靭帯と大腿骨外側上顆の摩擦が起き、炎症が起きて痛みが出ます。
最近では腸脛靭帯と大腿骨外側顆の間にクッション材としての役割を担う脂肪組織が存在しており、脂肪組織が痛みを出している可能性もあると言われています。
腸脛靭帯と大腿骨外側上顆の過度な摩擦が起きる原因としては、様々なことが考えられますが、一般的には過度の運動負荷による
オーバーユーズ(使いすぎ)が多いです。また腸脛靭帯が硬くなってしまうような運動を繰り返す事も腸脛靭帯炎(ランナー膝)を引き起こす大きな要因となります。
例えば腸脛靭帯が硬くなりやすくなるものとして、トレンデレンブルグ徴候が代表的です。
これは体重をかけた時に、体重をかけた側の骨盤が上がってしまう現象です。
その他にも
・骨盤後傾
・お腹が前に出ている姿勢
・変形性膝関節症に伴うO脚変形
なども腸脛靭帯の硬さを引き起こし、大腿骨外側上顆との摩擦を高めてしまいます。
腸脛靭帯炎(ランナー膝)のクチコミ
ジール整骨院で実際に治療を受けられた方からのクチコミをご紹介します。
まとめ
競技としてはもちろんですが、健康志向が高まる今日、ジョギングやランニングをされる方も増えています。
せっかく健康のために運動しているのに、痛みによって邪魔されてしまうとつらいと思います。痛みを放っておいて重症化した状態ですと、治療にも時間がかかり、走るのを休まなければならない期間も長くなります。
膝に少しでも違和感を感じられたら、早めにご相談ください。
参考:【膝痛のまとめはコチラ】
腸脛靭帯炎(ランナー膝)の詳しい治療
①超音波エコー
※超音波エコーは泉田院のみに設置しております。ご希望の方はお問合せください。
超音波エコーでは
・組織の炎症の有無
・筋肉や腱の動き
を確認することができます。
炎症がある場合は局所の積極的な治療を控えたり、アイシングをしたりなど効果的に治療をすすめることができます。
筋肉、腱の動きを確認することで、組織の癒着の有無や、筋肉を使えているかどうかを調べることができます。
治療の前後で状態がどう変化したかが分かりやすくなります。
超音波診断装置の詳細はこちらから
②超音波+電気治療
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
当院の超音波・電気治療器具について詳しくはこちら
③徒手療法
・腸脛靭帯の柔軟性向上→ストレッチ、リリースを行います
・股関節、足関節の可動域向上→膝にかかる負担を減らすことができます
・腸脛靭帯の滑走性向上→摩擦を減らすことができます
④テーピング
キネシオロジーテープという、伸縮性のあるテープを使ってテーピングを処方します。
膝の筋肉を保護したり、膝をスムーズに動かしやすくする効果があります。
※皮膚がかぶれやすい方は、スタッフへご相談ください。
かゆみや違和感を感じられた際はすぐにはがしてください。
⑤運動指導
再発予防のエクササイズ・ストレッチを行います。特に腸脛靭帯は臀部からつながっているので、臀部へのアプローチも重要です。
ジール整骨院では、やり方を忘れず、実践しやすいという考えから、ストレッチやエクササイズのやり方を患者さまのスマホで撮影していただくことを推奨しております。
やってみたいストレッチやエクササイズがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。
⑥インソール療法
インソールによって、姿勢や動きを改善する方法です。靴底にパッドで凹凸をつけ、足底部から動きをコントロールします。
患者さま一人ひとりの体の動きに合わせてオーダーメイドで作成いたします。
※インソール専門のスタッフが担当しますので、インソールにご興味がある方はご予約の際にお申し出ください。
また、別途インソール料金がかかります。詳しくはご相談ください。