肩峰下滑液包炎
肩峰下滑液包炎の症状と治療
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肩峰下滑液包炎の症状
肩峰下滑液包炎は、腕を上げていくときに肩に痛みを生じ、その痛みで肩を動かすことが困難になります。
徐々に痛みが現れるため、慢性的になりやすいです。重度になると、夜中に強い痛みが発生し(夜間痛と呼びます)、なかなか眠ることができなくなります。
肩峰下滑液包炎では特定の動作だけではなく、どんな動き方をしても痛みが発生します。
炎症が長時間続くことにより腕を動かさなくなるので、使われなくなった筋肉が萎縮し、筋力が低下します。
肩峰下滑液包炎のチェックリスト
- 腕を上げると痛む
- 腕を動かすと引っかかり感や詰まった感じがする
- 夜間の痛みがつらい
- 肩の可動域が狭くなっている
- 朝起きると肩の痛みを感じる
肩峰下滑液包炎の原因
肩峰下滑液包炎は、肩に無理な力が加わったり、使いすぎが原因となって、肩と三角筋の間の滑液包に炎症を引き起こします。
また肩峰下滑液包には、肩のインナーマッスルの無理な伸長を防止する働きがあります。
※下図の赤い部分が肩峰下滑液包の炎症部位です。
肩の腱板炎、上腕二頭筋炎に付随して起きることもあります。また、関節包は緊張や損傷を受けやすいので、通常時でも引き起こす場合もあります。
スポーツをされている方では、野球の投球動作、テニスのサーブ、バレーのアタックなどオーバーハンドスポーツをされるアスリートに多くみられます。
肩峰下滑液包炎の治療
1.急性期・慢性期に合わせた肩峰下滑液包への物理療法
まずは肩(肩峰下滑液包)局所への施術を行います。
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
2.保護・固定
・炎症が激しく、動きを制限したほうが良い場合
・運動は可能で、筋肉の動きをサポートする場合
など、肩峰下滑液包炎の炎症状態に合わせて、テーピングを処方します。
※皮膚がかぶれやすい方は、スタッフへご相談ください。
かゆみや違和感を感じられた際はすぐにはがしてください。
3.運動療法
・肩峰下滑液包にかかる負担を減らす手技療法
肩峰下滑液包炎は、肩甲骨や上腕骨(二の腕の骨)と深く関わっていますので、肩甲骨の可動域を向上させ、肩峰下滑液包にかかる負担を減らす手技(筋マッサージ、関節モビライゼーションなど)を行います。
※Point
肩甲骨は肩関節の動きと密接に関係いています。肩甲骨に必要な動きはたくさんあり、肩甲骨の動きが悪くなることで様々な部位に悪影響を及ぼします。
・肩関節周囲の筋力強化
原因でも説明したように、肩峰下滑液包には、肩のインナーマッスルの無理な伸長を防止する働きがあります。
肩のインナーマッスルが弱くなりうまく使えていないと、より肩峰下滑液包に負担がかかることになります。
肩の痛みがある程度落ち着いてきたら、機能改善と再発予防のために肩のインナーマッスルである、棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋などのエクササイズを行っていきます。
・動作改善
肩峰下滑液包炎の治癒と再発予防に欠かせないのが動作改善です。
せっかく治療を受けて痛みが無くなってきても、以前と同じ動作(日常生活、スポーツでのフォームなど)を続けていると、また痛みが出てきてしまいます。
ジール整骨院では、日常生活やスポーツでどういったタイミングで肩に負担がかかっているかを詳しくお伺いして、原因となる動作をどう変えていったら良いかについてもお話します。
まとめ
肩の痛みといっても、原因や病態はさまざまです。
肩の腱板が断裂している場合は整形外科への受診が必要になりますので腱板断裂との鑑別も当院ではしっかり行います。
肩の症状は慢性化すると治癒までにかなり時間がかかるようになってしまいますので、気になる肩の痛みがあればジール整骨院までお気軽にご相談くださいませ。
参考:【肩痛のまとめはコチラ】