野球肘｜岡山市南区・中区ジール鍼灸整骨院

野球肘（離断性骨軟骨炎）は野球選手が投球動作を繰り返し行う人に多く見られます。特に投手が肘の筋肉低下や柔軟性の低下が起きている状態で投球を続けることで日常生活に支障がでる疼痛に変わっていきます。

• 過剰な投球
  練習や試合で投球数が多いことが、肘に過剰な負荷を与えます。
• 不適切なフォーム
  正しい投球フォームでない場合、肘の負担が増加します。
• 柔軟性や筋力の不足
  肘や肩周囲の筋力不足や柔軟性の低下が原因となります。
• 成長期特有の骨や軟骨の脆弱性
  成長期の選手では、骨や軟骨が未熟であり、過度な負担に耐えられないことがあります。
• 投球後のケア不足
  投球後に適切なストレッチやアイシングを行わないことが発症リスクを高めます。

野球肘は、肘の内側、外側、後面の三つ分類されます。繰り返しの投球動作により付着する筋肉の腱や骨が炎症や損傷をすることで発症する疾患です。その主な原因としてはフォームの乱れにより特定の筋肉に過度な負担がかかってしまうことや繰り返し動作で腱が傷つくことです。また野球肘は成人になっても起こる疾患です。そのため、加齢とともに、筋肉や腱が硬くなり柔軟性が低下すると、炎症が起こりやすくなります。

症状の程度によりますが、軽症なら1～3カ月、重症の場合は6カ月以上かかることもあります。成長期の選手では、早期に適切な対応をすれば比較的短期間で回復が期待できますが、**痛みを我慢して投球を続けると症状が悪化し、長期の休養が必要になる可能性があります。**早めの治療とリハビリが重要です。

痛みがある間は投球を避け、リハビリや軽いトレーニングに専念することが重要です。 肘の負担が少ない体幹トレーニングや下半身の強化を行うことで、投球動作の改善につながります。完全に痛みが取れるまでは、投球動作を控えながら、専門家の指導のもとで徐々に負荷をかけることが大切です。

ほとんどの場合、保存療法で改善しますが、進行すると手術が必要になることもあります。 骨や軟骨に損傷がある場合や、剥離骨折や靭帯損傷が進行しているケースでは手術を検討することになります。代表的な手術には、**骨の異常を修復する手術や、靭帯再建術（トミー・ジョン手術）**などがあります。早期発見・早期治療を行えば、手術を回避できる可能性が高まります。

野球肘は、投球動作を繰り返すスポーツ選手に多い疾患ですが、早期に適切な治療とリハビリを行うことで、再発を防ぎながらスポーツへの復帰が可能です。岡山市南区・中区にありますジール鍼灸整骨院では、野球肘に特化した治療とリハビリプログラムを提供し、一人ひとりの症状や目標に合わせたケアを行います。野球肘でお悩みの方は、ぜひジール鍼灸整骨院までお気軽にご相談ください！