前十字靭帯損傷とは、膝の関節を安定させる重要な靭帯である「前十字靭帯(ACL)」が損傷する状態のことを指します。膝には大腿骨(太ももの骨)と脛骨(すねの骨)をつなぐいくつかの靭帯がありますが、その中でも前十字靭帯は膝の前後の動きを制御し、ねじれの動きに対して安定性を提供する役割を担っています。
スポーツ中の急な方向転換やジャンプの着地、膝への強い衝撃が主な原因で、特にサッカーやバスケットボール、スキーなどの競技者に多く見られます。しかし、日常生活での転倒や階段の踏み外しなどでも発生することがあり、スポーツをしない方でも注意が必要な疾患です。
前十字靭帯損傷の症状は、損傷の度合い(1度・2度・3度)によって異なります。
1度損傷(軽度): 靭帯の微細な損傷や伸びがある状態で、膝に軽い痛みや違和感を感じることがあります。歩行は可能ですが、不安定感がわずかにあり、急な動きで膝に違和感を覚えることがあります。
2度損傷(中度): 靭帯の部分断裂が起こり、膝の安定性が低下します。膝の腫れが顕著になり、階段の昇降やジャンプの着地時に痛みを感じることが多くなります。膝が「ガクッ」と崩れる膝崩れが生じ、動作のたびに不安定感が強まります。
3度損傷(重度): 靭帯が完全に断裂し、膝の支持力が著しく低下します。膝が大きく腫れ、痛みが強く、歩行が困難になることもあります。放置すると半月板や他の靭帯に負担がかかり、さらなる損傷につながる恐れがあるため、早急な治療が必要です。
前十字靭帯損傷の原因として特に多い
①大腿四頭筋の筋力低下
②膝関節の過負荷
こちらを解説します。
①大腿四頭筋の筋力低下
大腿四頭筋は膝を安定させる重要な筋肉ですが、この筋力が低下すると膝関節の安定性が損なわれ、前十字靭帯に大きな負担がかかります。特に運動不足や加齢により筋力が低下している場合、膝が正しく支えられず、急な動作や方向転換時に靭帯が過度に伸ばされ損傷しやすくなります。
②膝関節の過負荷
膝を頻繁に使いすぎると、前十字靭帯に過剰な負担がかかり損傷のリスクが高まります。長時間の立ち仕事やスポーツでの激しい動作が主な原因となり、特にジャンプの着地や急な方向転換を伴う動作は靭帯への負担を増大させます。コンタクトスポーツや膝をひねる動作が多い競技では、前十字靭帯損傷のリスクがさらに高くなります。
前十字靭帯損傷の回復時期について
前十字靭帯損傷の回復には、損傷の程度や経過時間によって適切な対処が異なります。特に初期の段階では強い痛みや腫れが生じやすいため、無理な動作を避け、炎症を抑えることが重要です。痛みが徐々に落ち着いてきたら、軽いリハビリを開始し、膝周囲の筋力や可動域を回復させることが大切です。靭帯が完全断裂している場合は手術が必要となることもあり、その後のリハビリで膝の安定性を向上させるトレーニングを行います。膝への負担が蓄積しないよう、姿勢や歩き方の改善も予防と治療において重要です。
前十字靭帯損傷の検査方法をご紹介します。
ラックマンテスト:膝を軽く曲げた状態で脛骨を前方へ引き出し、前十字靭帯の緩みや不安定性を確認します。
前方引き出しテスト:膝を90度に曲げた状態で脛骨を前方に引き出し、前十字靭帯の損傷の有無を評価します。
ピボットシフトテスト:膝を伸ばした状態から内側にねじりながら曲げ、不安定感があるかを調べます。
ジール整骨院では、検査法をさらに細かく分けて行うこともあります。
例えばラックマンテストを
・膝を軽く曲げた状態
・膝を深く曲げた状態
など、ポーズを変えて行うことで、どの動作で痛みや不安定感が強くなるのかを分析しています。
これらの検査により、痛みの原因が他の疾患ではないことを確認しつつ、施術の方針を決定していきます。
ヒロ様
前十字靭帯再建手術後、痛みが続いておりこちらを受診させてもらいました。
丁寧な聞き取り、説明をして頂き今必要なトレーニングやストレッチを教えてくれました。毎回状態を細かく確認してくれるので心配な事も解消できるし、質問もしやすいです。
永尾進多様
岡山に来て前十字靭帯のリハビリで診て貰ってますが、今の足の
状況や、これからに向けての治療を詳しくしてくれるのでとても良いです。
mayumi hiramatsu様
膝が痛くて階段登るのも一段ずつ上がる状態でした。
こちらに通う様になり施術と自宅でのトレーニング方法も教えて頂いた事もあり、今は普通に階段を登り降り出来るようになりました。
A:軽度の損傷(部分断裂)であれば、適切なリハビリによって機能を回復できる場合があります。しかし、完全断裂の場合は自然治癒しにくく、手術が必要になるケースが多いです。
A:痛みや不安定感がある場合は、無理に運動を続けると膝関節にさらなるダメージを与える可能性があります。膝に負担の少ないトレーニングやストレッチを取り入れ、専門家の指導のもと適切な運動を行いましょう。
前十字靭帯損傷は、膝の不安定感や痛みを引き起こし、放置すると関節の機能低下につながる可能性がある疾患ですが、適切な治療とリハビリにより改善が期待できます。岡山市南区・中区にあるジール鍼灸整骨院では、前十字靭帯損傷に特化した治療とリハビリプログラムを提供し、患者様一人ひとりの症状やライフスタイルに合わせたケアを行っています。最新の施術法と丁寧なカウンセリングを通じて、痛みの軽減や膝の安定性向上を目指します。膝の痛みや違和感でお悩みの方は、ぜひ一度ジール鍼灸整骨院にご相談ください!
2024年時点:岡山県内TOPの店舗数。
自身の怪我の経験から病院でも整骨院でも診断されない辛さ、身体の痛みから心まで壊れる経験をし、今度は自分が診断して治せる治療家になりたいと想いこの業界を目指す。
前職では入社2年で技術担当責任者に任命され、特に再現性のある施術技術の向上に力を入れてきた。その延長線で同業者向けにオンラインサロンを開発し全国の整骨院のセラピストへ指導を行っている。
今後は国内で整骨院と整形外科が併設した施設を立ち上げ、より地域の医療体制の発展に尽力する。さらに2030年には業界発展の為、世界へ向けて技術を伝えていくミッションを掲げ活動をしています。
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