腱鞘炎｜岡山市南区・中区ジール鍼灸整骨院

腱鞘炎は、腱が通るトンネルのような部分（腱鞘）に炎症が起こる病気です。
この腱鞘炎には、ドケルバン病とばね指に大きく分類できます。
どちらも同じ腱鞘炎ですが、炎症が起こる場所が異なるため、痛みや症状の出方が少し異なります。

ばね指は、指の付け根の腱鞘が炎症を起こし、指を曲げたり伸ばしたりする際に引っかかり、バネのように跳ね返るような動きになることが特徴です。朝起きた時や長時間同じ状態を続けると症状が出やすいです。

ドケルバン病（腱鞘炎）は、手首の親指側の腱鞘が炎症を起こし、親指を動かすと手首に痛みが出ることが特徴です。特に、親指で何かを掴んだり、手首を曲げたりするときに痛みを感じやすくなります。ドケルバン病で炎症を起こすのは、主に以下の2つの腱です。
・短母指伸筋腱：親指を伸ばす働きをする腱
・長母指外転筋腱：親指を外側に広げる働きをする腱

ドケルバン病やばね指の原因としては、繰り返しの動作が挙げられます。パソコン作業や家事など、同じ動作を長時間繰り返すことで、腱や腱鞘に負担がかかり、炎症を起こしやすくなります。

○ドケルバン病の原因
・親指を頻繁に使う動作：パソコンやスマホの操作、楽器演奏、スポーツなど
・妊娠・出産：ホルモンバランスの変化が影響することがあります

○ばね指の原因
・指を頻繁に使う動作：家事、手芸、楽器演奏など
・糖尿病：糖尿病の方は、神経や血管の障害により、ばね指になりやすい傾向があります。
・関節リウマチ

ジール鍼灸整骨院にはコンビネーション機械があります。炎症を抑えたり、痛みを減らす効果のある機械です。また組織の修復を早めることもできるのが特徴です。症状があらわれてから数日〜数週間は、機械を併用した施術が効果的で、より早く痛みの改善と組織の修復が可能です。コンビネーション機械も設定や使い方がとても重要です。ここにもこだわって効果を最大限に引き出しています。

・用途・・・・症状や目的に応じてモードを変えて使用しています
・動かし方・・筋肉に対してはどの方向で動かすか？を意識し、腱や靭帯に対しては水平方向へ動かして使用します
・出力設定・・症状が出はじめてからの経過時間に合わせて、急性期では低出力、亜急性期では中出力、慢性期に対しては高出力の設定をします
・照射時間・・ハイボルテージは1~3分、MCRは5～20分、超音波は熱さの感じ方を患者者様にお伺いしながら時間を調整しています

ドケルバン病では腕筋肉が硬くなっている方が多いです。家事や仕事で指や腕をよく使う方はどうしても硬くなりやすいため、ご自宅でのケアも重要です。写真のように肘を伸ばして指全体をもってストレッチすると腕の筋肉がしっかりストレッチできます。

ばね指の方は、腱鞘の柔軟性が低下していることが多いので、腱鞘のストレッチがおすすめです。この時、指の角度をまもっていただかなければ効果が発揮されないので注意が必要です。

家事や仕事の時につけていただけるサポーターや、テーピングをすることもあります。

ジール鍼灸整骨院では『REHASAKU(リハサク)』というシステムを導入し、セルフケアのお手伝いをしています。セルフケアは痛みの回復を早めるだけでなく、健康を維持するのにも重要です。
動画でストレッチやエクササイズを見ることができ、施術後の痛みの変化をスタッフに通知することも可能です。
これをきっかけにライフスタイルの一部にマッサージやストレッチ、適度な運動を取り入れてみてください。お客様が自宅でも安心してケアできるようアフターサービスにも力を入れています。