頚椎椎間関節性疼痛
頚椎椎間関節性疼痛の症状と治療
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頚椎椎間関節性疼痛のチェックリスト
- 上を向くと首が痛む
- 朝起きると首が痛くなった
- 痛みで首が動かせない
- 右に振り向くと首が痛む
- 左に振り向くと首が痛む
- 枕が合っていない
- 姿勢の悪さが気になる
- 交通事故後に首が痛くなった
- 腕や手にしびれがある
頚椎椎間関節性疼痛の原因
頚椎(首の骨)は椎骨という骨が7個で構成されています。
椎骨の後ろあたりの骨と骨が重なっているところを椎間関節と呼びます。
この椎間関節を包んでいる関節包や椎間関節の間にある脂肪組織、筋肉などが関節の間に挟まるため痛みが出ます。
交通事故など外傷が原因の場合は炎症反応がみられます。
また椎間関節の間が狭くなってくると、椎間孔(神経の通り道)が狭くなるため、上肢(腕や肩甲骨あたり)に痛みや痺れなどの症状が出ることもあります。
頚椎椎間関節性疼痛の原因は様々ですが、以下の2つが多いと思います。
・頚椎のアライメント異常
・首の動かし方に問題がある
頚椎のアライメント異常については、猫背やスウェイバック姿勢によって頭が前に出ると、頚椎の後ろにある椎間関節に負担がかかりやすくなります。
首の動かし方に関しては、椎間関節に負担がかかりやすい動きを繰り返すことが問題になります。
まとめ
頚椎椎間関節性疼痛は、首の痛みで来院される方に多い疾患です。
首の痛みといっても、原因が筋肉なのか、関節なのかをしっかりと鑑別することが大切だと考えています。
寝違えたあと、なかなか首の痛みがとれない、左右どちらかに向くと痛むなど、ぜひご相談ください。
参考:【首痛のまとめはコチラ】
頚椎椎間関節性疼痛の治療
①超音波エコー
※超音波エコーは泉田院のみに設置しております。ご希望の方はお問合せください。
超音波エコーでは
・組織の炎症の有無
・筋肉や腱の動き
を確認することができます。
炎症がある場合は局所の積極的な治療を控えたり、アイシングをしたりなど効果的に治療をすすめることができます。
筋肉、腱の動きを確認することで、組織の癒着の有無や、筋肉を使えているかどうかを調べることができます。
治療の前後で状態がどう変化したかが分かりやすくなります。
②超音波+電気治療
ジール整骨院では、物理療法として「超音波治療」と「電気治療」を同時に行えるコンビネーション治療器をご用意しております。
2つのエネルギーを同時にアプローチすることによって、より効果的に効率の良い治療が可能になります。
【超音波治療】
・慢性期
超音波治療器の温熱作用を用いて、関節包、靱帯、筋膜にアプローチします。
局所の血流増大や拘縮緩和の効果があり、機能改善が期待できます。
・急性期
超音波治療の非温熱作用(ミクロマッサージ作用)を用いて、炎症物質の抑制による鎮痛と、細胞の治癒促進の効果があります。
慢性期にも利用できます。
【電気治療】
・ハイボルテージ(高電圧低周波)
組織の深くまで届く電流刺激で、高い鎮痛効果や腫れを抑える効果があります。
・マイクロカレント(微弱電流)
毛細血管の血流を高め、発痛物質を除去します。細胞の代謝を上げ、組織の修復促進の効果があります。
・EMS
電気刺激で筋を動かし、血流改善と筋の柔軟性を回復する効果があります。
筋緊張の緩和をする場合は中程度の強さ、筋力増強をする場合は強出力で通電をおこないます。
③徒手療法
首だけのアライメント(姿勢)が悪いことは少なく、体幹の姿勢の悪さが首に影響していることがほとんどです。
猫背、スウェイバック姿勢などの姿勢を矯正を行います。
また、頚椎の動きを良くするための関節モビライゼーションも行います。
④テーピング
キネシオロジーテープという、伸縮性のあるテープを使ってテーピングを処方します。
椎間関節にかかる負担を減らしたり、首の動きをスムーズにしたりする効果があります。
※皮膚がかぶれやすい方は、スタッフへご相談ください。
かゆみや違和感を感じられた際はすぐにはがしてください。
⑤運動指導
姿勢を良くする筋肉を鍛える運動療法を行います。
運動療法をすることで、良い姿勢が保ちやすくなります。
頚椎椎間関節に負担がかかりにくい、正しい首の動かし方も学んでいただきます。
正しい動きになるように首周りの筋肉のエクササイズをします。
ご自宅でもストレッチやエクササイズなどのケアをしていただくことで、治療がスムーズになり、再発予防にもつながります。
ジール整骨院では、やり方を忘れず、実践しやすいという考えから、ストレッチやエクササイズのやり方を患者さまのスマホで撮影していただくことを推奨しております。
やってみたいストレッチやエクササイズがありましたら、お気軽にスタッフまでご相談ください。