アキレス腱炎・損傷・断裂｜岡山市南区・中区ジール鍼灸整骨院

アキレス腱炎・損傷・断裂の症状は、損傷の度合い（軽度・中度・重度）によって異なります。

軽度（アキレス腱炎）:
アキレス腱に軽い炎症が生じ、歩行やランニング時に痛みや違和感を感じることがあります。痛みは通常、活動後に強く感じ、安静にしていると症状が緩和されます。腫れや熱感は軽度で、日常生活に大きな支障はありませんが、動作中に違和感や軽い痛みを感じることがあります。

中度（アキレス腱損傷）:
アキレス腱に部分的な断裂や損傷が起こり、痛みや腫れが顕著になります。階段を昇降する際や、走る際に強い痛みを感じ、腱に圧力がかかると痛みが増します。歩行にも支障が出ることがあり、動作をするたびに違和感や不安定感が強く感じられます。

重度（アキレス腱断裂）:
アキレス腱が完全に断裂し、足首の動きが制限されます。断裂した部位で激しい痛みと腫れが発生し、歩行が非常に困難になります。断裂が放置されると、歩行機能の回復が難しくなり、他の部位への影響やさらなる損傷が発生する可能性が高いため、早急な治療が必要です。

アキレス腱炎・損傷・断裂の原因として特に多い

①ふくらはぎの筋力低下
②足底への過負荷

こちらを解説します。

① ふくらはぎの筋力低下
ふくらはぎの筋肉（腓腹筋やヒラメ筋）は、足首やアキレス腱を支える重要な筋肉です。この筋力が低下すると、アキレス腱に過度な負担がかかり、炎症や損傷を引き起こしやすくなります。特に運動不足や加齢により筋力が低下している場合、歩行や走行時にアキレス腱に大きな負担がかかりやすくなり、急激な動きやジャンプの着地などで腱を痛めることが多いです。

② 足底への過負荷
長時間の立ち仕事や激しい運動により足底に過剰な負担がかかると、アキレス腱にも影響を与え、炎症や損傷を引き起こすリスクが高まります。特に走る動作やジャンプの着地、急な方向転換などの反復動作はアキレス腱への負担を増大させ、アキレス腱炎や損傷を引き起こす原因となります。

アキレス腱炎・損傷・断裂の回復時期について

アキレス腱炎・損傷・断裂の回復には、損傷の程度や経過時間によって適切な対処が異なります。特に初期段階では痛みや腫れが生じやすいため、無理な動作を避け、炎症を抑えることが重要です。痛みが軽減してきたら、リハビリを開始し、アキレス腱周囲の筋力や柔軟性を回復させることが大切です。アキレス腱が完全に断裂している場合は手術が必要となることもあり、その後のリハビリで腱の回復を促進させるトレーニングを行います。また、足の使い方や歩き方の改善も予防と治療において重要です。

アキレス腱炎・損傷・断裂の検査方法をご紹介します。

アキレス腱圧痛テスト

アキレス腱を指で押すことで、圧痛の有無を確認します。圧痛が強い場合、アキレス腱に炎症が起きている可能性が高いです。

マッセイ・テスト（Simmondsテスト）

膝を曲げた状態で患者さんにふくらはぎをつま先立ちさせてもらいます。アキレス腱が完全に断裂している場合、足底に対する反射が見られなくなるため、このテストで反応がない場合は断裂の可能性を示唆します。

トムソンテスト

患者さんがうつ伏せに寝て、ふくらはぎを軽く押すと、アキレス腱が引っ張られる感覚がない場合、アキレス腱が損傷または断裂している可能性があります。正常な状態では、アキレス腱が引っ張られることによって足が自然に動きます。

ジール整骨院では、検査法をさらに細かく分けて行うこともあります。

例えば、アキレス腱の痛みを感じる箇所によって、炎症の原因が局所的なものか、それとも腱の全体に関わるものかを見極め、施術の方針を決定します。

これらの検査により、アキレス腱に関わる他の疾患ではないことを確認しつつ、最適な施術方法を選択していきます

ジール整骨院 泉田院には、県内でも数少ない超音波画像診断装置(エコー)を設置しております。
外からは見ることのできない、筋肉のうごき、炎症の有無を知ることができます。

コンビネーション治療器/PNF/鍼灸/徒手療法/足つぼヘッドスパ/EMS(エイトレ)/サポート器具(コルセット等)/テーピングなど、最適な方法で施術をいたします。また施術を進める中で、患者さん一人ひとりの生活スタイルや症状に合わせたプランを提供し、早期の回復を目指します。

ジール整骨院にはコンビネーション治療器というものがあります。主に炎症を抑えたり、痛みを減らすための機械です。（非温熱作用：通称ミクロマッサージ）
電気治療も同時に使用できるところが強みで、痛みの緩和と組織の修復を早める治療方法です。（ハイボルテージ・マイクロカレント）
症状が出はじめてから数日〜数週間は、電気治療も併用した治療が非常に効果的です。より早い組織の修復が期待できます。

ジール整骨院では『REHASAKU(リハサク)』というシステムを導入し、セルフケアのお手伝いをしています。セルフケアは痛みの回復を早めるだけでなく、健康を維持するのにも重要です。
動画でストレッチやエクササイズを見ることができ、施術後の痛みの変化をスタッフに通知することも可能です。
これをきっかけにライフスタイルの一部にマッサージやストレッチ、適度な運動を取り入れてみてください。お客様がお自宅でも安心してケアできるようアフターサービスにも力を入れています。