ふくらはぎ｜下腿の肉離れ｜岡山市南区・中区ジール鍼灸整骨院

下腿の肉離れは、ふくらはぎ（下腿）の筋肉に過度なストレスがかかることで、筋繊維が部分的または完全に断裂する状態を指します。肉離れの症状は、損傷の度合い（1度・2度・3度）によって異なります。

1度損傷（軽度）:

筋肉の微細な損傷があり、軽い痛みや違和感を感じることがあります。歩行は可能ですが、筋肉に軽い張りを感じることがあり、急な動きや伸ばす動作で痛みを感じることがあります。

2度損傷（中度）:

筋肉の部分的な断裂が起こり、痛みが強くなるとともに、筋肉の動きが制限されます。ふくらはぎの腫れや熱感が生じ、歩行や階段の昇降時に痛みが強くなることがあります。筋肉の不安定感があり、運動を続けるのは困難です。

3度損傷（重度）:

筋肉が完全に断裂し、痛みが非常に強く、歩行が困難になります。下腿部が大きく腫れ、内出血が見られることもあります。損傷部位に触れると激しい痛みを感じ、放置すると筋肉の機能に重大な影響を与える可能性があるため、早急な治療が必要です。

下腿の肉離れの原因として特に多い

①ふくらはぎの筋力低下
②過度な負荷や無理な動作

こちらを解説します。

①ふくらはぎの筋力低下
ふくらはぎの筋肉（腓腹筋やヒラメ筋）は、歩行やランニング時に重要な役割を果たします。これらの筋肉が弱くなると、急激な動きや伸展（伸ばす動作）に対応できなくなり、肉離れを引き起こしやすくなります。特に運動不足や加齢によって筋力が低下している場合、急な走り出しやジャンプの着地時に筋肉が過度に引き伸ばされ、損傷を受けやすくなります。

②過度な負荷や無理な動作
長時間の運動や急激な運動量の増加、または急な方向転換やジャンプなど、ふくらはぎに過度な負荷をかけると肉離れのリスクが高まります。特にスポーツにおいて、無理な動作を繰り返すことで筋肉が傷つき、最終的に肉離れが発生することがあります。例えば、サッカーやバスケットボール、ランニングなどがこのリスクを高めます。

下腿の肉離れの回復時期について
下腿の肉離れの回復には、損傷の程度や治療の進行具合によって回復のペースが異なります。軽度の場合は数週間で回復することが多いですが、重度の場合は数ヶ月かかることがあります。回復初期は冷却や休養を取り、炎症を抑えることが重要です。痛みが軽減し、筋肉の状態が改善してきたら、リハビリやストレッチで筋力と柔軟性を回復させ、再発防止に努める必要があります。

下腿の肉離れの検査方法をご紹介します。
下腿の肉離れは、ふくらはぎの筋肉（特に腓腹筋やヒラメ筋）に急激な負荷がかかることで起こります。以下の検査方法で、肉離れの程度や発生部位を特定することができます。

① トムソンテスト（アキレス腱反射テスト）
患者さんがうつ伏せに寝て、足をリラックスさせた状態で、ふくらはぎを軽く押します。アキレス腱が正常に反応して足が自然に反応するかどうかを確認します。このテストで反応が鈍い場合、アキレス腱に問題がある可能性が高くなります。

② 筋力テスト
ふくらはぎの筋力を評価するため、患者さんに足首を動かしてもらい、その際に痛みがどの位置で強く出るかを確認します。また、ジャンプや歩行など、実際の動作を行い、どの動きで痛みが増すのかを分析します。

③ 触診
下腿部を手で触れながら、筋肉や腱に異常を感じる部分を特定します。筋肉が張っている部分や、明らかに硬くなっている部分があれば、そこが肉離れを起こした可能性があります。

ジール整骨院では、さらに細かい検査を行うこともあります。
例えば、触診や筋力テストを複数回行い、痛みが生じる動作や位置を特定することで、肉離れの位置や程度をより正確に評価します。また、患者さんの症状に合わせて、リハビリの進行具合や施術方法を調整していきます。

これらの検査により、痛みの原因を明確にし、適切な治療方針を決定します。

ジール整骨院 泉田院には、県内でも数少ない超音波画像診断装置(エコー)を設置しております。
外からは見ることのできない、筋肉のうごき、炎症の有無を知ることができます。

コンビネーション治療器/PNF/鍼灸/徒手療法/足つぼヘッドスパ/EMS(エイトレ)/サポート器具(コルセット等)/テーピングなど、最適な方法で施術をいたします。また施術を進める中で、患者さん一人ひとりの生活スタイルや症状に合わせたプランを提供し、早期の回復を目指します。

ジール整骨院にはコンビネーション治療器というものがあります。主に炎症を抑えたり、痛みを減らすための機械です。（非温熱作用：通称ミクロマッサージ）
電気治療も同時に使用できるところが強みで、痛みの緩和と組織の修復を早める治療方法です。（ハイボルテージ・マイクロカレント）
症状が出はじめてから数日〜数週間は、電気治療も併用した治療が非常に効果的です。より早い組織の修復が期待できます。

ジール整骨院では『REHASAKU(リハサク)』というシステムを導入し、セルフケアのお手伝いをしています。セルフケアは痛みの回復を早めるだけでなく、健康を維持するのにも重要です。
動画でストレッチやエクササイズを見ることができ、施術後の痛みの変化をスタッフに通知することも可能です。
これをきっかけにライフスタイルの一部にマッサージやストレッチ、適度な運動を取り入れてみてください。お客様がお自宅でも安心してケアできるようアフターサービスにも力を入れています。